下の写真は、ちょうど一年前のこの日撮影したマンション近くの川の土手の横浜緋桜。
この頃、もう、バッバは、認知症が急激に進み、誰かが傍にいないと外にも出れないし、食事の用意も難しい状況になっていました。
「もう、この場所で観ることは出来ないかもしれないな・・・」、でも家族全員のために最善は尽くさねばならないと、この桜を見あげながら、今後の事を考えていました。
今年に入って毎日の機嫌の変化が激しくなり「兄弟が自分の金を盗んだ」「私たちが食事に毒を入れる」と妄想や行動がきついものになってきました。
また、もはや自分ではトイレの仕方が分からず、完全に奥さんが 24時間付きそう状態になり、毎晩、頻繁にトイレに行くが、トイレに行ったこと自体を覚えておらず、でもしないのに一晩に20回起こされる日が続いていました。
施設に入ってもらうことについては大変悩みました。
まだやれることはあるのではないか?とも思いました。
施設は、マンションから建屋が見え、車なら5分、徒歩で10分で駆け付けられる場所です。
認知症の方が集まったグループホームで、女性の割合も8割、見学した際に、和気あいあいと会話が弾んでいたのが印象的でした。
ばっばはこの一年、Catsらとの増えあいの時間は嬉しい層に笑顔が出ていましたが、その他の多くの時間は、椅子に座ってテレビの画面をぼーっと眺めている状態で、内容も理解できていませんでした。
それが、延々続く状況は、本人にとっても、私たちにとっても、時間がただただ過ぎていくだけであまり良くないと考えました。
今回、大変辛い判断でしたが、グループホームに入り、人とのふれあいや会話の機会を得て、また明るくおしゃべりな人格が戻り毎日暮らしていく状況を期待しています。
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